犬に関わる仕事って本当にカッコいいですよね!僕はその中でもドッグトレーナーと訓練士に非常に魅力を感じます!
どちらの仕事も犬の生まれ持った能力を引き出して、一般家庭や社会で活かせるように育て上げる仕事です。
例えば、ドッグトレーナーは一般家庭で飼われている犬の問題行動を解決したり、訓練士は盲導犬や警察犬を育てたりします。聞いているだけでワクワクしますよね!
よく犬の知能を人間に例えると2〜3歳位と言いますが、ドッグトレーナーや訓練士によって能力を引き出された犬たちはそれ以上だと感じてしまいます!
そこで今回は、ドッグトレーナーと訓練士のことをもっと知っていただきたくて、それぞれの仕事内容の違いと僕の体験談をご紹介します!
ドッグトレーナーと訓練士の仕事内容の違い
まずは、ドッグトレーナーと訓練士の違いをざっくりとご紹介しますね!
人間と共に暮らしている犬は、大きく以下の2つに分類することができます。
- 一般家庭で人間の家族として暮らしている犬(例:あなたが飼っている犬など)
- 使命を持って人間の役に立つための仕事をしている犬(例:盲導犬、警察犬など)
ざっくりと言うと、①の犬を育て上げるのがドッグトレーナーで、②の犬を育て上げるのが訓練士なのです!
ドッグトレーナーの仕事内容
ドッグトレーナーの仕事は、一般家庭で飼われている犬が人間社会でうまく生活していけるように、飼い主さんにアドバイスや実技指導をすることが主な仕事です。
まず、飼い主さんのお話や要望を詳しく聞くことから始め、それを踏まえて犬の行動を観察し、正しいしつけ方を飼い主さんに教えるのです。
このように、ドッグトレーナーは犬だけでなく人間とも関わり、犬が人間と仲良く暮らせることを目指していく仕事です。このため、人間とのコミュニケーションスキルもとても重要視されるのです!
日本の一般家庭では、1000万頭以上の犬が人間と一緒に暮らしています。3世帯に1世帯の割合で犬を飼っているのです。すごい数ですよね!
【参考文献】井上こみち(2016年)『ドッグトレーナー・犬の訓練士になるには』株式会社ペリカン社
訓練士の仕事内容
訓練士の仕事は、社会に出て人間の役に立つ仕事をする犬を育てることです。例えば、以下のような犬を育て上げているのが訓練士です。
- 警察犬:犯人や容疑者を捕まえるお手伝いをするよ!
- 盲導犬:目の不自由な人の手助けするよ!
- 聴導犬:耳の不自由な人の手助けするよ!
- 介助犬:靴下を脱がせたり身の回りのお手伝いをするよ!
- 災害救助犬:危険な災害現場に出向き救助を待つ人を探し出すよ!
- 麻薬探知犬:麻薬の密輸を防いでいるよ!
- 水難救助犬:水辺で溺れている人を助け出すよ!
- 山岳救助研:山で行方不明になった人をいち早く探し出すよ!
- セラピー犬:患者さんや施設の入所者さんに癒しを提供するよ!
訓練士が出す指示をしっかりと聞いて理解し、いかなる時でも指示に従えるように育てていくのが大切です。
犬の生まれ持った能力を最大限発揮させて、上記のようなすごい特技を身に付けた犬に育て上げるのが訓練士のお仕事なのです!
ドッグトレーナーと訓練士に関する体験談
ドッグトレーナーに愛犬ラックのしつけ方法を相談
僕は愛犬ラックの吠え癖とトイレトレーニングについて、ドッグトレーナーに相談させていただいたことがあります。
どちらの悩みも、テンプレートのような一般論ではなく、しっかりとラックの状況を鑑みてアドバイスをしてくれました。それぞれ記事にまとめてありますので、併せて読んでみてくださいね!


訓練士が育て上げた立派な盲導犬と出会った
僕は訓練士と関わった経験はありませんが、訓練士が育て上げた立派な盲導犬を目にしたことがあります。
僕が職場から帰宅する際、よくすれ違う盲導犬がいます。ユーザー(盲導犬を連れている方)の通勤を手助けする仕事をしているのかな?と想像をふくらませながら眺めていると、人間がふたり並んで歩くには窮屈な道を、ユーザーと盲導犬はぶつからずにスイスイ歩いていきます。
試してほしいのですが、家の中など安全な場所で目を瞑って歩いてみてください。僕は住み慣れた家の中だとしてもスイスイ歩くことはできませんでした。
このことを踏まえると、ユーザーにとって盲導犬がどれだけ助けとなっているかがわかりますよね。
狭い道を通ったり、時には電車のホームを歩いたりと、盲導犬はユーザーの命を預かっていると言っても過言ではありません。
命を預けることができるほど優秀な盲導犬を育てた訓練士さんがいて、それに応えるべく立派に仕事を成し遂げている盲導犬がいます。この事実を目の当たりにすると本当に感動します!
お店や飲食店でハーネスをつけたラブラドール・レトリバーの募金箱を見たことはありませんか?
あれは日本盲導犬協会の募金箱で、盲導犬の育成費用に充てられています。ちなみに、盲導犬育成費用の90%は寄付金によって成り立っているのです。
盲導犬として働ける犬が一頭でも多く増えることを祈り、募金箱を見つけたら1円でもいいので募金してみてはいかがでしょうか?僕は見つけたら募金するようにしています!(もちろん強制ではありません)
参考URL:日本盲導犬協会について
ドッグトレーナーと訓練士どちらを目指す?
ここまで、ドッグトレーナーと訓練士の仕事内容についてご紹介させていただきました。どちらも魅力的でかっこいいお仕事でしたね!
もしあなたが、ドッグトレーナーか訓練士として働くことを目指しているのでしたら、実現できることを僕も祈ります!どちらも魅力的すぎて迷ってしまうと思いますが、じっくりとあなたが犬と実現したいことを考えてみてくださいね!
ちなみに僕は、ドッグトレーナーに憧れます。一般家庭で暮らしている犬を、人間社会に適応できるようにしつけることで、犬と人間が仲良く暮らす姿を見たいからです。
「この犬は吠えるから顔も見たくない!お世話もしたくない!」とか「お散歩に出かけてもグイグイ引っ張るから連れて行きたくない!」とか「トイレを全然覚えてくれないからケージから出したくない!」という人も、きっと愛犬がまだ子犬だった頃は溺愛していたのでしょう。
それなのに、あなたと共に生きて成長してきた愛犬に対し、そのような言葉をかけるなんてとても悲しいことですよね。もう一度、愛犬を心から好きだと思える頃に戻って欲しいのです。
その手助けができればと思い、僕はドッグトレーナーになりたいのです。
どちらの道に進むかを決めかねている人の参考になれたら嬉しいです。
ドッグトレーナーと訓練士を目指す方に読んで欲しい本
ドッグトレーナーと訓練士を目指す方には、井上こみちさんの「ドッグトレーナー・犬の訓練士になるには」という本を是非読んでいただきたいです。
ドッグトレーナーや訓練士に関する知識がたくさん詰まっていますし、実際に働かれている方のお話も収録されております。楽しいことも辛いことも書かれていますので、仕事内容をよりイメージしやすくなると思います。
僕がこの本の中で一番好きな文章をご紹介させていただきます。
犬は関わる人間しだいで良くも悪くもなることがわかっているだけに、しつけの大切さを、知ってほしいと願う。頭の悪い犬はいないということも。
参考文献:井上こみち(2016年)『ドッグトレーナー・犬の訓練士になるには』株式会社ペリカン社
お迎えした愛犬が人間社会でうまく生活できるように、犬も人間も幸せに暮らせるように、しっかりと責任を持ってしつけをしなければならないと再認識させられました。
愛犬が頼れるのはあなたしかいないのです!このことは忘れないでくださいね。
まとめ
ドッグトレーナーと訓練士の違いはお分かり頂けましたでしょうか?おさらいすると…
- ドッグトレーナー:一般家庭で人間の家族として暮らしている犬を育て上げる仕事
- 訓練士:使命を持って人間の役に立つための仕事をしている犬を育て上げる仕事
育てる上げる犬のタイプは違いますが、どちらも犬と人間をつなぐ大切なお仕事です。コミュニケーション方法も習性も異なる犬と人間をここまで密接につなぐことができることに感服です!
「犬が大好き」という気持ちを持続させ、あなたも目指してみてくださいね!
ちなみに、ドッグトレーナーに向いている人の特徴をまとめた記事もありますので、併せて読んでみてくださいね!

今回も記事を読んでいただきありがとうございました!