なぜドッグフードには添加物が入っているの?全73種の添加物一覧付き

きょん

なんでドッグフードには添加物が入っているの?理由が知りたいな!

添加物の中には、天然由来のビタミンやミネラルのように、栄養バランスを整えるためにドッグフードへ添加されている場合もあります……が!人間都合で使われている添加物もあるのです。

たとえば、ドッグフードに色をつける着色料は、人間の購買意欲を高めるために使われています。つまり、わんちゃんにとっては百害あって一利なし。

このように、添加物の使用理由を理解すると、原材料名を見ただけで「これは不要な添加物だ!」と判断できるようになります。つまり、より良質なドッグフード選びができるようになるのです。

そこで本記事では、添加物が使用される5つの理由を解説します。さらに記事の後半では、ドッグフードに使用されることがある73種類の添加物をご紹介します。

愛犬の健康に「マイナス」な効果を生む添加物を避けるためにも、本記事を添加物の辞書のように活用してもらえたら嬉しいです。無意味な添加物とはおさらばしましょう。

本記事の作者
作者の翔ちゃんと愛犬ラック

【自己紹介】生まれた時から犬がいる環境で育ち、犬が大好き。あなたの愛犬が元気に長生きできるように、心を込めて記事を作成しています(詳細プロフィールはこちら)。

【所有資格】1.SAE認定「犬の管理栄養士マスター」2.ペットフード協会認定「ペットフード販売士」3.JCSA認定「ドッグトレーナープライマリーライセンス」4.アニマルウェルネス協会認定「ペットフーディスト」

犬の資格の認定証書
ペットフード販売士が在籍しております(バナー)
ラック

本編が始まるよ!

目次

ドッグフードに添加物が入っている5つの理由

ドッグフードに添加物が含まれる「5つの理由」を解説します。

1. 栄養バランスを整えるため

添加物を使用する1つ目の理由は、ドッグフードの栄養バランスを整えるため。ビタミン類やミネラル類が該当します(対象となる添加物一覧はこちら)。

人それぞれ意見はありますが、犬の管理栄養士である僕としては「使用されていても問題ない」と考えています。ちなみに、良質なプレミアムドッグフードにも含まれていますよ。

このこのごはん公式サイト(原材料に関する箇所を抜粋)
出典:このこのごはん公式サイト
きょん

ビタミンやミネラルは「自然の食材」からは摂取できないの?

って思いますよね。もちろん、自然の食材からもビタミンやミネラルは摂取できます。でも、食材には「補いたい栄養素」以外にも様々な栄養素が含まれているため、栄養バランスの調整が難しいのです。

目的の栄養素を増やすために食材を加えたら、すでに足りている栄養素も増えてしまい、過剰摂取となることも。このため、ピンポイントで足りない栄養素が補える添加物が使用されるのです。

栄養素は多ければ良いという訳ではなく、過剰摂取で「中毒」を起こす危険性があります。

2. 食いつきを良くするため

添加物を使用する2つ目の理由は、わんちゃんの食いつきを良くするため。香料や甘味料が該当します(対象となる添加物一覧はこちら)。

人それぞれ意見はありますが、犬の管理栄養士である僕としては「不要」だと考えています。なぜなら、香料や甘味料に頼らず、新鮮な食材の香り・味を活かして食いつきを高めているドッグフードが実際に存在するから。

きょん

でも…なんで「香料」を入れると食いつきが良くなるの?

なぜなら、わんちゃんが「美味しい!」と感じるポイントの第1位が「におい」だから。香料でわんちゃんの好みのにおいをつけて、食いつきを良くする作戦です(粗悪な材料のにおいを紛らわせる際にも使用されます)。

翔ちゃん

大切な愛犬には、香料や甘味料を使わず「食材のにおい・味」で勝負しているフードを食べさせてあげたいですよね。

香料を使用した「においの強い」ドッグフードに慣れてしまうと、無添加ドッグフードでは物足りなく感じるわんちゃんもいるため要注意。

3. フードの加工に役立てるため

添加物を使用する3つ目の理由は、ドッグフードの加工に役立てるため。乳化剤や保湿剤、凝固剤などが該当します(対象となる添加物一覧はこちら)。

  • 【乳化剤】水と油を混ぜて均一に保つために使用。
  • 【保湿剤】半生フードの「しっとりとした食感」を保つために使用。
  • 【凝固剤】カリカリフードの「形を均一」にするために使用。

人それぞれ意見はありますが、犬の管理栄養士である僕としては「ドッグフードのタイプによっては不要」だと考えています。たとえば、カリカリのドッグフードの場合は、不要だと考えています。

たしかに、カリカリのドッグフードに凝固剤を加えることで、粒の形を均一に整えることができます……が、均一にする必要はありますか?僕たちがドッグフードに求めるものは「見た目」よりも「安全性」ですよね。

尖ったり危険な形はNGですが、以下であればまったく問題ありません。

不揃いなドッグフード
翔ちゃん

半生フードのしっとり食感を保つ「保湿剤」のように、ドッグフードのタイプによっては必要な添加物もありますよ。

4. 保存性を向上させるため

添加物を使用する4つ目の理由は、ドッグフードの保存性を向上させるため。保存料と酸化防止剤が該当します(対象となる添加物一覧はこちら)。

  • 【保存料】微生物の繁殖を抑えてフードを腐らせないため等に使用。
  • 【酸化防止剤】脂質の酸化による嘔吐・下痢を防ぐため等に使用。

人それぞれ意見はありますが、犬の管理栄養士である僕としては「条件付きで必要」だと考えています。この条件とは、「危険な3つの酸化防止剤を除く」ことです(天然由来の酸化防止剤であればOK)。

きょん

危険な3つの酸化防止剤…。わんちゃんが食べるとどうなるの?

びっくりさせてしまいましたね。危険な酸化防止剤とはいえ、わんちゃんの健康に害を及ぼすほど大量に使用されることはありません。ペットフード安全法でしっかりと使用制限が定められていますよ。

とはいえ、「発がん性」が認められている酸化防止剤もあります。たとえ微量だとしても、可愛い愛犬に毎日食べさせるのは嫌ですよね。このため、人工ではなく天然由来の添加物を使用しているドッグフードを選びましょう。

余談にはなりますが、ドッグフードを開封したら「しっかりと密閉する」「できるだけ速く食べ切る」ことを意識して保存しましょう。

5. 人間の購買意欲を高めるため

添加物を使用する5つ目の理由は、人間の購買意欲を高めるため。着色料や発色剤が該当します(対象となる添加物一覧はこちら)。

  • 【着色料】着色料自体に色があり、フードに直接色をつけることができる。
  • 【発色剤】発色剤自体には色がなく、食材の色素に作用して色を鮮やかに見せることができる。

ドッグフードを色付けすることで「彩りが良くて美味しそう・健康に良さそう」と思わせるための添加物ですが、犬の管理栄養士である僕としては「不要」だと考えています。

3色のドッグフードって見たことはありませんか?緑色は野菜を、黄色はチーズを、赤色はお肉を表現していると言われています。でも、これは人間の購買意欲を高めるためであって、わんちゃんの健康には「一害あって一利なし」。

ラック

え…緑色・黄色・赤色のドッグフード?ぼくは見たことがないよ?

世の中のわんちゃんが口を揃えて「見たことがない」と言うでしょう。

なぜなら…わんちゃんが識別できる色は「白、黒、黄、青、紫」と言われているから。つまり、わんちゃんには、緑色・黄色・赤色のドッグフードは「全て同じ色」に見えている可能性が高いのです。

翔ちゃん

着色料は、わんちゃんへのメリットはありません。着色料が使用されていないドッグフードを選びましょう。

発色剤である亜硝酸ナトリウムは、使用制限が定められているほど危険な添加物のため要注意です。

ドッグフードに含まれる添加物一覧(全73種)

ドッグフードに含まれている可能性がある「添加物(全73種)」を、5つのグループに分類してまとめました。

「これってどんな添加物?」と思った時、すぐに確認できるように、本記事をお気に入りに登録しておきましょう。

1. 栄養添加物グループ

栄養添加物グループの添加物は、食材からは補えない栄養素を加えたり、ドッグフードに加工する過程で失われてしまった栄養素を補填する役割があります(詳しくはこちら)。

翔ちゃん

有名なプレミアムドッグフードにも含まれていることが多いですよ。

「栄養添加物グループ」に分類される27種類の添加物を解説します(添加物名をクリックすると説明が表示されます)。

01. 亜セレン酸ナトリウム
別名
説明ミネラルのひとつであるセレンを補います。過剰摂取しても不足しても危険な栄養素。

一説によると、セレンの不足により食欲が落ちたり、「がん」になる可能性が高まると言われています。

ドッグフードには害のない量しか配合されていないため、ドッグフードを食べたことでセレンを過剰摂取することは考えにくいです。
02. イノシトール
別名フィチン
説明健康的な皮膚や被毛、脳を維持したり、脂肪の燃焼を促進させる効果を持ちます。

すべてのわんちゃんに必要な栄養素ですが、特に「子犬の成長」には欠かせません。

体内で合成することもできます。
03. MSM
別名メチルスルフォニルメタン
説明MSMは主に牛乳や野菜に含まれており、骨を強くするコラーゲンの生成に必要となります。

また、軟骨や関節の健康サポートにも期待できます。

関節の痛みは慢性的に続くため、「散歩に行きたがらない」「歩きづらそうにする」といった症状が起こります(症状は一例)。
04. L-カルニチン
別名
説明脂肪の燃焼を助けたり、エネルギーの生成に役立つ成分です。

このため、肥満傾向にあるわんちゃんの減量を目的として、ドッグフードにL-カルニチンが含まれることもあります。

特にラム肉に多く含まれております。
05. 塩化カリウム
別名
説明ミネラルのひとつであるカリウムを補います。カリウムの役割は、塩分を体外に排出したり、筋肉の動きをなめらかにする等です。

カリウムはさまざまな食品に含まれており、AAFCOの栄養基準を満たしているドッグフードを食べていれば、欠乏することはありません。

しかし、嘔吐や下痢が続いたり、食欲がないわんちゃんは「カリウム不足」となる可能性もあるので要注意。
06. 塩化コリン
別名
説明ビタミンに近い働きをするコリンを補います(コリンは体内で合成できるため、ビタミンとは呼べません)。

コリンはレシチンを構成する成分のひとつであり、細胞に栄養を取り込んだり、老廃物を排出する働きがあります。

また、悪玉コレステロールの値を下げて、善玉コレステロールを増やす効果も期待できます。特にシニアのわんちゃんには嬉しい効果ですね。
07. キレート銅
別名アミノ酸キレート化銅
説明キレート銅は、銅とアミノ酸をわんちゃんが吸収しやすい形にしたものです。

銅には、活性酸素を分解したり、血管や骨の柔軟性を高めたり、皮膚の状態を良くする役割があります。

また、硫酸鉄と同じくヘモグロビン(赤血球の赤色素)の材料となるため、不足すると貧血を起こすことがあります。
08. グルコサミン
別名グルコサミン塩酸塩、グルコサミン硫酸、N-アセチルグルコサミン
説明グルコサミンは、骨と骨をつなぐクッション的な役割を持つ「軟骨」の形成に欠かせない成分で、関節痛を和らげる効果が期待できます。

コンドロイチンと同時に摂取すると相乗効果が期待できます。

わんちゃんは年齢を重ねると、グルコサミンの基本構造形成であるグリコサミノグリカンの再生量が減少するため、グルコサミンを食事からも摂取することが望ましいと考えられています。
09. コンドロイチン
別名コンドロイチン硫酸塩、コンドロイチン硫酸、コンドロイシンサルフェート
説明コンドロイチンは、骨と骨をつなぐクッション的な役割を持つ「軟骨」に水分を保つ効果があります。

グルコサミンと同時に摂取することで、相乗効果が期待できます。コンドロイチンやグルコサミンは、エビの殻やカニの甲羅、フカヒレ、軟骨に多く含まれています。

でも、なかなか食べさせる機会はありませんよね。特に生のエビ・カニはわんちゃんにって危険な食べ物。

このため、関節痛などが気になる場合は、コンドロイチンとグルコサミンが配合されたドッグフードを選びましょう。
10. 硝酸チアミン
別名ビタミンB1
説明チアミンが不足すると、脚気(足がしびれたりする神経症状)の原因となります。

必要量を体内で合成できないため、食べ物から摂取する必要があります。

いろいろな食べ物にチアミンは含まれていますが、加熱すると破壊されてしまいます。

このため、安定化された「硝酸チアミン」として、ドッグフードに配合されることが多いです。
11. セレン化合物
別名
説明セレンには、老化の原因となる物質(過酸化脂質)の生成を抑える効果が期待できます。

ビタミンE(トコフェロール)と同時に摂取すると相乗効果が期待できますよ。

ただし、過剰に摂取すると嘔吐や呼吸困難などの症状が起きる可能性があるため要注意です。

とはいえ、市販のドッグフードであれば、わんちゃんに適した量が配合されているため、過度に心配する必要はありません。
12. 第二リン酸カルシウム
別名リン酸水素カルシウム
説明第二リン酸カルシウムを摂取すると、体内でリン酸と塩化カルシウムにわかれます。

リン酸とカルシウムは、わんちゃんの健康な歯・骨をつくるために大切な物質であり、骨粗しょう症やくる病などへの効果が期待できます。
13. タウリン
別名アミノエチルスルホン酸
説明タウリンの役割として、血圧を正常に維持する、肝臓の解毒能力を維持する、視力の衰えを防ぐ、心臓の収縮運動を維持するなど、多くの効果が期待できます。

わんちゃんは体内でタウリンを合成することができますが、食事からも摂取する必要があります。
14. 乳酸菌
別名乳酸桿菌
説明乳酸菌には、腸内環境を整えて(腸内の善玉菌を増やして)わんちゃんの健康をサポートする効果が期待できます。

乳酸菌を摂取し続けることで、下痢や便秘が改善したケースもあります。

また、歯周病や口臭の予防にも効果があると言われています。

ただし、乳酸菌は腸に届きにくいため、毎日継続して摂取しましょう。
15. ビール酵母
別名酵母、ビールイースト
説明ビールを製造する際に必要な酵母です。

わんちゃんが体内で合成できないアミノ酸は「10種類」あるのですが、ビール酵母はその10種類すべてを含んでいるため、効率よくアミノ酸を摂取することができます。

多くのドッグフードで採用されているので、原材料をチェックしてみましょう。
16. パントテン酸カルシウム
別名ビタミンB5
説明パントテン酸カルシウムは、タンパク質や脂質、炭水化物といったエネルギーを作り出す栄養素の代謝に使われます。

また、皮膚を乾燥から守る効果も期待できます。

不足すると、食欲が不安定となったり、病気にならないための抗体を作る能力が低下してしまいます。

さらに、成長期のわんちゃんで不足が起きると、成長が止まってしまうリスクがあるため要注意です。
17. ビオチン
別名ビタミンB7、ビタミンH
説明ビオチンは、わんちゃんの健康的な皮膚や被毛、爪をつくる効果が期待できます。

また、神経系の機能を正常に維持する役割もあります。

ビオチンが不足すると、顔(特に目)の周辺の毛が抜けてしまったり、皮膚の角質層がフケのように剥がれ落ちてしまうことがあります。
18. ピリドキシン塩酸塩
別名ビタミンB6
説明ピリドキシン塩酸塩は、タンパク質や脂質、炭水化物の代謝を助ける栄養素です。

ピリドキシン塩酸塩が足りなくなると、体重が減少したり食欲が落ちることがあります。

その他にも、けいれんや心臓の肥大・拡張が起きる可能性もあるため要注意です。
19. ビタミンB12
別名コバラミン
説明ビタミンB12には、葉酸と一緒に血液を作る役割があります。

ビタミンB12が不足すると、食欲が落ちたり成長障害(年齢に応じた標準的な大きさに成長できない)が起きたという報告があります。

わんちゃんの体内では合成できないため、食べ物から摂取する必要があります。
20. ビタミンD
別名
説明ビタミンDには、カルシウムやリンの代謝(吸収)を促すことで、骨格づくりをサポートする役割があります。

ビタミンDが不足すると丈夫な骨をつくることができず、くる病を発症したり、体重減少や骨軟化症による関節・筋肉の痛みが起こる可能性があります。

とはいえ、過剰摂取してしまうと、骨が過剰に石灰化(関節にカルシウムが蓄積し、異物反応により激痛が生じることがある)してしまうため要注意です。
21. 葉酸
別名ビタミンB9、ビタミンM、プテロイルグルタミン酸
説明葉酸には、ビタミンB12と一緒に血液を作る役割があります。

葉酸が不足すると、子犬の場合は食欲が落ちたり、成長障害(年齢に応じた標準的な大きさに成長できない)が起きたという報告はありますが、貧血と関係があるかはさらなる研究が必要です。
22. リジン
別名ヒドロキシリシン
説明リジンには必須アミノ酸の一種であり、タンパク質を合成する役割があります。

リジンが不足すると、食欲が落ちたり体重が減少する傾向がある。

子犬がリジンを過剰摂取すると、アルギニン欠乏症となる可能性があるため要注意です(アルギニンは、有害なアンモニアを尿として体外へ放出する際に必要となります)。
23. リボフラビン
別名ビタミンB2
説明リボフラビンには、わんちゃんの皮膚の健康を維持したり、被毛の質を高める効果が期待できます。

タンパク質や脂質、炭水化物(糖質)をエネルギーへ変換する効果もあり、わんちゃんが元気に生活する際に欠かせない栄養素です。

リボフラビンが不足すると、皮膚や被毛が局所的に乾燥したり、光線過敏症(日光を浴びた部分に痒みを伴う発疹ができたりする)を起こすこともあります。
24. 硫酸鉄
別名硫酸第一鉄
説明硫酸鉄は、ヘモグロビン(赤血球の赤色素)の材料となります。

ヘモグロビンはわんちゃんの体内に酸素を運んだり、二酸化炭素を回収したりする役割があります。

また、ヘモグロビンから受け取った酸素を溜めておく役割を持つミオグロビンの材料にもなります。

鉄が不足すると、貧血になったり、皮膚や被毛の状態が悪くなったりします。
25. 硫酸銅
別名
説明硫化銅からは、わんちゃんの健康維持に不可欠なミネラルである「銅」を摂取することができます。

硫化銅には、活性酸素を分解したり、血管や骨の柔軟性を高めたり、皮膚の状態を良くする役割があります。

また、硫酸鉄と同じくヘモグロビン(赤血球の赤色素)の材料となるため、不足すると貧血を起こすことがあります。
26. 硫酸マンガン
別名
説明硫酸マンガンは、軟骨をつくる際に重要となるミネラルです。

わんちゃんのマンガン不足に関する研究はありませんが、他動物が不足した際には、骨がうまく成長しなかったり、骨が曲がったり、短くなってしまうなどの異常が認められています。
27. レシチン
別名ホスファチジルコリン
説明レシチンは卵黄やレバーなどに含まれており、細胞膜を形成する役割を持つ成分です。

細胞に栄養を取り込んだり、老廃物を排出する働きがあります。

また、脳や神経の働きをサポートする効果も期待できるため、特にシニアのわんちゃんには嬉しい成分ですね。

また、わんちゃんの体内でコリンに変化します。乳化剤(水と油を分離させずに均一な状態にする添加物)として使用されることもあります。

2. 甘味料・香料・膨張剤グループ

甘味料・香料・膨張剤グループの添加物は、わんちゃんの食いつきを良くする役割があります。また、粗悪な材料のにおいを紛らわせる際にも使用されます(詳しくはこちら)。

翔ちゃん

においで「美味しい!」と判断するわんちゃんが多いため、香料が使われます。でも、原材料のにおいで勝負しているフードの方が魅力的!

「甘味料・香料・膨張剤グループ」に分類される8種類の添加物を解説します(添加物名をクリックすると説明が表示されます)。

01. 還元水飴
別名
説明還元水飴は、水飴に水素を加えた人工甘味料です。ドッグフードの食いつきを良くするために使われます。

わんちゃんの体内に吸収されにくいという特徴があるため、低カロリーに抑えられるというメリットはありますが、そもそも還元水飴に頼らずに、良質な食材を使用することで食いつきを高められればベストです。
02. グリシリジン・アンモニエート
別名甘草、カンゾウ、グリシリジン
説明グリシリジン・アンモニエートは、マメ科の植物である甘草から作られた甘味料で、砂糖の約30倍の甘さだと言われています。

ドッグフードの食いつきを良くするために添加されます。

ちなみに、わんちゃんは人間と比べて甘味に鈍感ですが、グリシリジン・アンモニエートであれば少量でも甘味が感じられるとのこと。
03. 香料
別名甘草、カンゾウ、グリシリジン
説明香料はドッグフードに美味しそうなニオイをつけたり、逆に嫌なニオイを消す効果があります。香料は、天然香料と人工香料の2つに分類されます。

人工香料は避けたい!って思いますよね。でも、ドッグフードのパッケージには、天然でも合成でも「香料」と記載してよいというルールがあり、見分けがつかず安全性に不安を覚えます。

値は張りますが、香料に頼らずに食材の香りで勝負しているドッグフードを選ぶことをおすすめします。
04. ソルビトール
別名ソルビット
説明ソルビトールはトウモロコシから作られる甘味料で、ドッグフードの食いつきを良くするために使用されます。

安全性は高いと言われていますが、過剰に摂取すると下痢の原因となるとも言われています。

このため、ソルビトールに頼らずに、良質な食材を使用することで食いつきを高められればベストです。
05. ショ糖
別名スクロース
説明ショ糖は、サトウキビや甜菜(てんさい)から作られる甘味料です。

砂糖の主成分であり、ドッグフードの食いつきを良くするために使用されます。

また、ショ糖は糖質であるため、わんちゃんにエネルギーを供給する役割があります……が、ドッグフードを食べているわんちゃんは、あえてショ糖からエネルギーを得なくても不足することは考えにくいです。

肥満や糖尿病のリスクもあるため、わんちゃんにとっては不要と言えます。
06. トレハロース
別名
説明トレハロースは、じゃがいものでんぷんから作られる甘味料です。

ドッグフードの食いつきを良くするために使用されます。

しかし、カロリーは砂糖と同じくらいなのに、甘味度は砂糖の半分以下と言われています。このため、甘味料としてだけではなく、複合的な効果を狙って使用されます。

また、さっぱりとした甘味をつけるために、わんちゃん用の歯磨き粉にも使用されます。
07. 調味料
別名
説明調味料とは、ドッグフードの味を整えて、食いつきを良くするために使用される物質の総称です。

原材料名に「調味料」と表記されていると、何が使用されているか不明瞭なため、安全性に不安を覚えますよね。

ちなみに調味料には、「鰹節のうま味成分」として用いられるイノシン酸二ナトリウムや、「昆布のうま味成分」として用いられるL-グルタミン酸ナトリウムなどがあります。
08. 膨張剤
別名
説明膨張剤は「半生タイプ」のドッグフードなどの、ふっくらとした食感を表現するために使用される添加物です。

ベーキングパウダーやふくらし粉、重曹のように、膨張剤にもいろいろな種類がありますが、複数使われていたとしてもまとめて「膨張剤」と表記されることがあります。

3. 乳化剤・保湿剤・凝固剤グループ

乳化剤・保湿剤・凝固剤グループの添加物は、ドッグフードの加工を手助けする役割があります。カリカリフードの形を均一にしたり、半生フードのしっとり感を保つことができます(詳しくはこちら)。

翔ちゃん

保湿剤のプロピレングリコールは、猫ちゃんにとっては危険な添加物。家族に猫ちゃんもいる場合は、絶対に食べないように注意しましょう。

「乳化剤・保湿剤・凝固剤グループ」に分類される6種類の添加物を解説します(添加物名をクリックすると説明が表示されます)。

01. カラギーナン
別名カラギナン、カラゲナン、カラジーナン
説明カラギーナンは、海藻の一種である紅藻類から作られる増粘安定剤(食品にとろみをつけたり、形が崩れないようにする添加物)です。

主な役割はウェットフードやスープのとろみをつけることですが、飲み込む力が弱いシニアのわんちゃん用の流動食に使用されることもあります。
02. キサンタンガム
別名
説明キサンタンガムは、トウモロコシなどのでんぷんから作られる増粘安定剤(食品にとろみをつけたり、形が崩れないようにする添加物)です。

人間用の食品にも使用されることもあり、摂取量を守れば、安全性は高いと言われています。
03. グァーガム
別名グァー、グァルガム
説明グァーガムは、グァー豆から作られる増粘安定剤(食品にとろみをつけたり、形が崩れないようにする添加物)です。

ベルギーの研究チームの調査によると、糖尿病や高脂血症が改善する可能性があると示されています(参考元:Dietary fibre in dogs diet: comparisons between cellulose, pectin, guar gum, and between two incorporation rates of guar gum)。
04. グリセリン
別名グリセロール
説明グリセリンはアルコールの一種で、ドッグフードにおいては保湿剤(ドッグフード表面の乾燥やパサつきを防ぐ添加物)として使用されます。

特に、半生フードのしっとり感を出すために使用されることが多いです。

人間用の食品にも使用されることもあり、摂取量を守れば、安全性は高いと言われています。
05. グリセリン脂肪酸エステル
別名グリセリンエステル
説明グリセリン脂肪酸エステルは、乳化剤(水と油を分離させずに均一な状態にする添加物)として使用されます。

たとえば、ドレッシングは水分と油分が分離していますよね。どれだけ混ぜても、振っても元どおりに分離してしまいます。

でも、マヨネーズは水分と油分が均一に混ざった状態が保てています。これが乳化剤の効果です。

ドッグフードも同じように、水分と油分が均一に混ぜ合わせるために使用されているのです。
06. プロピレングリコール
別名
説明プロピレングリコールは、保湿剤(ドッグフード表面の乾燥やパサつきを防ぐ添加物)として使用されます。また、細菌の増殖を抑える効果もあります。

ただし、過剰摂取すると足元がふらついたり、けいれん、貧血を起こす可能性があるため要注意(ドッグフードには過剰となる量は含まれれることはありません)。

もう1つ注意点があります。それは「プロピレングリコールは猫ちゃんにとっては毒」であること。

もし、あなたの家族に猫ちゃんがいる場合は、間違ってプロピレングリコールが使用されたドッグフードを食べてしまわないように細心の注意を払いましょう。

4. 保存料・酸化防止剤グループ

保存料・酸化防止剤グループの添加物は、ドッグフードを酸化や腐敗、カビから守る役割があります。保存性は向上しますが、わんちゃんの健康に悪影響を与える可能性がある添加物もあるため要注意(詳しくはこちら)。

翔ちゃん

人間用の食品や農薬への使用が禁止されるほど危険視されている添加物もあります。ドッグフードへの使用も禁止にしてほしい…!

「保存料・酸化防止剤グループ」に分類される18種類の添加物を解説します(添加物名をクリックすると説明が表示されます)。

01. アスコルビン酸
別名L-アスコルビン酸、ビタミンC
説明アスコルビン酸は、ブドウ糖を発酵して作られた酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

強力な抗酸化物質であるビタミンE(トコフェロール)の再生を可能とする役割間があります。

健康なわんちゃんは体内でビタミンC(アスコルビン酸)を生成できますが、食事からの摂取も大切です。

なお、天然由来のビタミンCと比較して、安全性は変わらないと言われています。
02. 安息香酸
別名
説明安息香酸は、石油などから化学合成された保存料(カビや細菌の発育を抑え、ドッグフードの保存性を高める添加物)です。

安息香酸には水に溶けにくいという欠点があるため、水とよく馴染むようにと「安息香酸ナトリウム」が作られました。
03. 安息香酸ナトリウム
別名安息香酸Na
説明安息香酸ナトリウムは、化学合成された保存料(カビや細菌の発育を抑え、ドッグフードの保存性を高める添加物)です。

安息香酸ナトリウムは、環境が酸性でなければ効果を発揮しません。このため、pH調整剤と一緒に使われることが一般的。

ドッグフードよりも、ジャーキーなどのおやつに使用されていることが多いです。
04. エトキシキン
別名
説明エトキシキンには強い抗酸化作用があるため、酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)として使用されます。

除草剤や害虫駆除剤としても使用されており、毒性が指摘されています。

ペットフード安全法により、使用量が定められています(詳しくはこちら)。最近のドッグフードには、ほとんど使用されていません。
05. エリソルビン酸ナトリウム
別名イソアスコルビン酸ナトリウム
説明エリソルビン酸ナトリウムは、さとうきびやトウモロコシから作られる酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

エリソルビン酸ナトリウムをお肉に使用すると、発がん性がある物質(ニトロソアミン)の生成を防ぐ効果があると言われています。
06. クエン酸
別名
説明クエン酸は、レモンやみかんなどの柑橘類から作られる天然の酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

ドッグフード1kgに対してクエン酸が30g以下であれば、わんちゃんの健康に害はありません。

ミックストコフェロールと一緒に摂取すると、抗酸化作用が高まります。
07. クローブ
別名クローブ抽出物
説明クローブは、フトモモ科の植物であるチョウジノキから作られる天然の酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

クローブにはオイゲノールという殺菌成分があり、ゴキブリ対策に効果バツグンであることがわかっています。

ドッグフードにはわんちゃんが食べても問題がない量しか含まれていませんが、過剰に摂取すると有毒であるため要注意です。
08. スペアミントエキス
別名スペアミント抽出物、ハッカ、ペパーミント
説明スペアミントエキスは、その名の通りミントから抽出されたエキスのことで、天然の酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)として使用されます。

抗菌・殺菌・防腐作用があるため、わんちゃん用のグルーミングスプレーや歯磨き粉にも使用されています。
09. ソルビン酸カリウム
別名ソルビン酸
説明ソルビン酸カリウムは、化学合成された保存料(カビや細菌の発育を抑え、ドッグフードの保存性を高める添加物)です。

短期間に大量に摂取すると、遺伝子の突然変異や染色体異常といった危険性があると言われています。

ドッグフードに含まれている量であれば問題ありませんが、大切な愛犬には食べさせたくない添加物ですよね。
10. トコフェロール
別名ビタミンE
説明トコフェロールは、植物の油脂から作られる天然の酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

また、脂質の過酸化を抑えたり、活性酸素から細胞膜を守る役割もあります。

しかしながら、活性酸素から細胞膜を守ってくれたトコフェロール(ビタミンE)は、わんちゃんにとって有害は「ビタミンEラジカル」に変化してしまいます。

でもご安心ください。なんと、ビタミンC(アスコルビン酸)が正常なビタミンEに戻してくれるのです。

このため、トコフェロール(ビタミンE)は、ビタミンC(アスコルビン酸)と一緒に摂取するより効果的と言えます。
11. BHA
別名ブチルヒドロキシアニソール
説明BHAは、化学合成された酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

よく「発がん性がある危険な添加物」と言われますが、ネズミ以外の動物では発がん性は認められていません。

また、ペットフード安全法により、使用量が定められているため、過度に心配する必要はありません……が、愛犬には食べさせたくないですよね(詳しくはこちら)。
12. BHT
別名ジブチルヒドロキシトルエン
説明BHTは、化学合成された酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

ドッグフードの酸化を遅らせることで、味・におい・色の変化を防ぐ効果があります。

ペットフード安全法により使用量が定められており、制限内であれば発がん性や毒性はないと言われています(詳しくはこちら)。
13. pH調整剤
別名
説明pH調整剤は、保存料である「安息香酸ナトリウム」などの効果を高めるために使用される添加物です。

具体的には、ドッグフードのpHが適切になるように調整します。

pHとは水素イオン濃度のことで1〜14まであります(1〜6は酸性が強い、7は中性、8〜14はアルカリ性が強い)。
14. 没食子酸プロピル
別名
説明没食子酸プロピルは、化学合成された酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

強い抗酸化力がありますが、短期間に大量に摂取すると、腎臓障害や染色体異常、成長阻害といった危険性があると言われています。

ドッグフードに含まれている量であれば問題ありませんが、大切な愛犬には食べさせたくない添加物ですよね。

ちなみに、使用量が制限されているBHABHTと同等な抗酸化力があると言われています。
15. ポリリジン
別名
説明ポリリジンは、天然の保存料(カビや細菌の発育を抑え、ドッグフードの保存性を高める添加物)です。

食中毒を予防したり、酵母や細菌の増殖を防ぐ効果が期待できますが、カビには効果がないと言われています。

化学合成された保存料と比較して安全性が高く、使用基準もありません。また、人間用の食品にも使用されています。
16. ミックストコフェロール
別名天然混合トコフェロール、ビタミンE
説明ミックストコフェロールは、植物の油脂から作られる天然の酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

トコフェロールには複数の型があります。その中の数種類を混ぜ合わせて抗酸化力を高めたものを、ミックストコフェロールと呼びます。

詳しい効果は「トコフェロール」の欄に記載しましたので、併せて読んでみてくださいね。
17. 緑茶エキス
別名緑茶抽出物
説明緑茶エキスは、緑茶の葉から作られる天然の酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

緑茶の成分である「カテキン」により、口臭対策にも効果が期待できます。

カフェインが含まれていますが、微量であるため問題ありません。

ドッグフード以外にも、歯磨きガムや歯磨き粉にも使用されます。
18. ローズマリー抽出物
別名ローズマリーエキス
説明ローズマリーエキスは、ローズマリーの葉から作られた酸化防止剤(酸化により有害成分が作られることを防ぐ添加物)です。

天然由来の酸化防止剤ですが強い抗酸化力があり、化学合成された「BHT」よりも強力と言われています。

ミックストコフェロールと一緒に使用すると、より高い抗酸化力が期待できます。

また、ローズマリーエキスはドッグフードの味やにおいに影響を与えることがない点も大きなメリット。

さらに、熱に強いという特徴があります。ドッグフードには高温で調理する工程があるため、とても役立つ酸化防止剤と言えます。

5. 着色料・発色剤グループ

着色料・発色剤グループの添加物は、ドッグフードに彩りを加えて「美味しそう」に見せる役割があります…が!本当の目的は人間の購買意欲を高めるためであり、わんちゃんにとっては何の効果もありません(詳しくはこちら)。

翔ちゃん

それどころか、わんちゃんの健康に害を与える可能性すらあります。愛犬には絶対に食べさせたくない!

「着色料・発色剤グループ」に分類される14種類の添加物を解説します(添加物名をクリックすると説明が表示されます)。

01. 赤色2号
別名アマランス
説明赤色2号は、ドッグフードを「赤色(紫がかった赤色)」に着色する添加物です。

発がん性が認められており、成長抑制や染色体異常が起きる可能性もあります。

アメリカや北欧、韓国などでは、人間用の食品への使用が禁止されています。
02. 赤色3号
別名エリスロシン
説明赤色3号は、ドッグフードを「赤色(桃色)」に着色する添加物です。

多量に摂取すると赤血球の数が減少したり、甲状腺腫瘍、アレルギーなどのリスクもあります。また、発がん性の危険性が指摘されています。

アメリカやドイツでは、人間用の食品への使用が禁止されています。
03. 赤色40号
別名アルラレッドAC
説明赤色40号は、ドッグフードを「赤色」に着色する添加物です。

肝臓へ悪影響を与えたり、アレルギーの原因となる可能性があります。

人間用の食品では、清涼飲料や駄菓子に使われることがあります。
04. 赤色102号
別名ニューコクシン
説明赤色102号は、ドッグフードを「赤色(朱色)」に着色する添加物です。

発がん性が認められており、アレルギーや染色体異常の原因となる可能性があります。

アメリカやカナダ、ノルウェーでは、人間用の食品への使用が禁止されています。
05. 赤色104号
別名フロキシン
説明赤色104号は、ドッグフードを「赤色(濃いピンク)」に着色する添加物です。

発がん性が認められており、遺伝子損傷や染色体異常を起こす可能性があります。

このため、日本以外の多くの国で人間用の食品への使用を禁止しています。
06. 赤色105号
別名ローズベンガル
説明赤色105号は、ドッグフードを「赤色(濃いピンク)」に着色する添加物です。

発がん性が認められており、染色体異常が起こる可能性もあります。

このため、日本以外の多くの国で人間用の食品への使用を禁止しています。
07. 赤色106号
別名アシッドレッド
説明赤色106号は、ドッグフードを「赤色(紫がかった赤色)」に着色する添加物です。

発がん性が認められており、染色体異常が起こる可能性もあります。

多くの国が使用を禁止していますが、日本は食品添加物として認可されています。
08. 青色1号
別名ブリリアントブルーFCF
説明青色1号は、ドッグフードを「青色(透明感のある青色)」に着色する添加物です。

毒性や発がん性は認められていませんが、目や皮膚などの細胞が青色に染まってしまう危険性があります。

ベルギーやフランス、スウェーデンなどでは、人間用の食品への使用が禁止されています。
09. 青色2号
別名インジゴカルミン
説明青色2号は、ドッグフードを「青色(紫がかった青色)」に着色する添加物です。

発がん性が認められており、染色体異常やけいれんが起きる可能性もあります。

ノルウェーなどでは、人間用の食品への使用が禁止されています。
10. 亜硝酸ナトリウム
別名
説明亜硝酸ナトリウムは、ドッグフードの色や鮮度を保つ発色剤として使用されます。

たとえば、ハムは時間が経つと茶色に変色してしまいますが、亜硝酸ナトリウムを添加することで、キレイなピンク色を保つことができるのです。

また、大腸菌O157やボツリヌス菌などの増殖を防ぐ効果があるため、保存料として使用されることもあります。

ペットフード安全法により、使用量が定めらた添加物です(詳しくはこちら)。
11. 黄色4号
別名タートラジン
説明黄色4号は、ドッグフードを「黄色」に着色する添加物です。

発がん性やアレルギーの発症が懸念されています。

オーストリアやノルウェー、スウェーデンなどでは、人間用の食品への使用が禁止されています。
12. 黄色5号
別名サンセットイエローFCF
説明黄色5号は、ドッグフードを「黄色(橙色)」に着色する添加物です。

発がん性やアレルギー、下痢、ぜんそくなどの原因となる可能性があります。

ドイツなどでは、人間用の食品への使用が禁止されています。
13. 二酸化チタン
別名酸化チタン
説明二酸化チタンは、ドッグフードを「白色」に着色する添加物です。

発がん性が指摘されており、アメリカの癌学会では「もっとも発がん性の高い5つの物質」の1つに二酸化チタンをあげるほどです。
14. 緑色3号
別名ファストグリーンFCF
説明緑色3号は、ドッグフードを「緑色」に着色できる添加物です。

発がん性や染色体異常の原因となる可能性があります。

EU諸国では、人間用の食品への使用が禁止されています。

ドッグフードへの使用制限がある危険な添加物一覧

添加物の中には、ペットフード安全法で使用量が制限されているものもあります。具体的には、エトキシキン、BHA、BHT、亜硝酸ナトリウムの4つ。どのような添加物か見てみましょう。

添加物名解説使用制限
エトキシキン酸化防止剤として使用される添加物で、抗酸化力が強く安価。人間用の食品や農薬への使用は禁止されていますが、ドッグフードは「使用制限」を守れば使用可能…。エトキシキン、BHA、BHTの合計で150μg/g以下


エトキシキン単体の場合は75μg/g以下
BHA酸化防止剤として使用される添加物。ネズミへの投与実験では「発がん性」がみられましたが、ネズミ以外では発がん性はみられていません。
BHT酸化防止剤として使用される添加物で、味・におい・色の変化を遅らせます。使用制限内であれば、発がん性や毒性はないと言われています。
亜硝酸ナトリウム発色剤として使用される添加物。お肉などの「色の変化」を防ぎ、フードを美味しそうに見せます。でも、わんちゃんにとって見た目は不要(理由はこちら)。100μg/g以下
参考:ペットフード安全法 基準規格等
ラック

使用制限があっても食べるのは不安だな…。

きっと、愛犬想いのあなたも同じ気持ちではないでしょうか。使用制限がかかるような強力な保存料や酸化防止剤を避けたい場合は、値は張りますが「無添加ドッグフード」を選ぶのがおすすめです。

愛犬に「添加物だらけ」のドッグフードは食べさせられない!

今回は、ドッグフードに含まれる添加物について解説しました。要点をまとめますね。

  • ドッグフードには危険な添加物が含まれていることもある。
  • 使用制限がかかるほど強力な添加物もある。
  • 人間の購買意欲を高めるためだけに使われる添加物もある。

添加物の中には、天然由来のビタミンやミネラルのように健康に良いものもあります。でも、愛犬の健康に「マイナス」な効果を生む添加物もあることは覚えておいてくださいね。

ラック

ぼくたちは「健康に良くない添加物」がわからないから、代わりにチェックしてね!

「絶対に危険な添加物が入ったドッグフードを愛犬に食べさせたくない!」という愛犬想いのあなた、値は張りますが無添加ドッグフードを試してみてはいかがでしょうか。

ちなみに僕は、愛犬が「美味しいね!」と喜んで食べている姿を、一切の後ろめたさを感じることなく見守れるように無添加ドッグフードのこのこのごはんを定期購入しています(人間も食べられるほど安全)。

「うまい!」ごはんを完食した愛犬ラック

おすすめの無添加ドッグフードについては、以下の記事でまとめています。犬の管理栄養士の僕が「自信を持っておすすめできる」と思えたドッグフードのみ厳選していますのでご安心ください(全て購入してレビューしました)。

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