ドッグフードを「簡単に砕く方法」を教えて!
噛む力が弱い子犬やシニア犬は、カリカリのドッグフードを噛み砕くだけでも一苦労。「食べたいのに噛めないよ…」と、困っている愛犬の顔は見たくないですよね。
そこで本記事では、あなたの愛犬が楽しく・ストレスなくお食事ができるように、ドッグフードを「砕く」ことについて徹底解説します。
本記事の内容はこちら。
本記事後半に「よくある質問」もまとめたので、読んでみてくださいね。
本記事中盤のドッグフードを簡単に砕く方法では、毎日ドッグフードを砕いている愛犬家141名の「砕き方」を集計し、わかりやすくランキング形式にしています。愛犬家がどのようにドッグフードを砕いているのか、要チェックですよ。
また、ランクインした方法をイメージしやすいように、僕が実際に砕いてみた動画も掲載しています。「この砕き方なら私にもできそう!」と思える方法を見つけてみてくださいね。
正直に言えば、毎回ドッグフードを砕くのは大変です。でも、「愛犬が少しでも食べやすくなる」と思えば頑張れますよね。
【自己紹介】生まれた時から犬がいる環境で育ち、犬が大好き。あなたの愛犬が元気に長生きできるように、心を込めて記事を作成しています(詳細プロフィールはこちら)。
【所有資格】1.SAE認定「犬の管理栄養士マスター」2.ペットフード協会認定「ペットフード販売士」3.JCSA認定「ドッグトレーナープライマリーライセンス」4.アニマルウェルネス協会認定「ペットフーディスト」
本編が始まるよ!
ドッグフードを砕く3つの理由
まずは、「ドッグフードを砕く理由」を解説します。理由は大きく3つ。
それぞれ解説しますね。
1. 食いつきが良くなる
ドッグフードを砕くと、愛犬の食いつきがよくなる場合があります。なぜなら、わんちゃんが美味しさを判断する基準に「食感(硬い・柔らかい)や粒の大きさ」が入っているから。
実際に、ドッグフードを砕くことで「食いつきが良くなった・やや良くなった」と回答した愛犬家はなんと82.3%(141名中116名)。逆に「食いつきが悪くなった・やや悪くなった」は2.1%(141名中3名)でした。
「砕くこと」と「食いつき」には関係があるんだね!
愛犬の好みの食感・粒の大きさに砕くことで、食いつきの改善が期待できます。
2. シニア犬でも食べやすくなる
シニア犬にとって、カリカリのドッグフードは粒が大きく硬いため、「食べづらい」と感じる場合があります。愛犬の噛む負担を減らすために、ドッグフードを砕いてあげると食べやすくなります。
実際、愛犬家141名に砕き始めた理由を聞いたところ、「シニアで食べづらそうだから」との回答が34.0%を占めていました。獣医さんから「シニア犬にはフードを砕いてあげましょう」と、アドバイスをもらった方もいましたよ。
バリバリと噛めるシニア犬には、砕く必要はありませんよ。
≫ドッグフードを愛犬好みにふやかす方法|適切なお湯の量・温度も解説
3. ドッグフードを買い直しを避ける
わんちゃんはシニアになると、徐々に噛む力が弱くなる傾向があります。このため、若い頃はモリモリ食べれたドッグフードでも、「食べづらいな…」と感じるようになることも。
粒が小さくてやわらかいドッグフードを新たに購入することで、理論上は食べづらさを解消できます。でも、今までのドッグフードが大好きで、頑なに新しいフードを食べてくれない子もいるので要注意(僕の愛犬ハッピーがそうでした)。
たとえ食べにくくても、味や匂いが大好きな場合もあるんだよ!
愛犬が無理なく食べられるサイズに砕くことで、大好きなドッグフードを再び食べられるようになる可能性もありますよ。愛犬の「ごはんの楽しみ」を奪わないように、僕たちができる最大限のサポートを考えて実行することが大切です。
ドッグフードを簡単に砕く方法TOP5
ドッグフードを砕く理由はわかったけど、どうやって砕けばいいのかな?
と、愛犬想いのあなたなら思いますよね。そこで、ドッグフードを毎日砕いている愛犬家141名に、どのように砕いているか教えてもらいました。
「棒で叩いて砕く」が約半数の47.5%でダントツの第1位。でも、第2位〜第5位も良い口コミが多く寄せられたため、ランクインした5つの方法をすべて、僕の感想を含めながら解説します。
また、ドッグフードを毎日砕く場合、以下6つのポイントが重要となると考え、それぞれ5点満点で評価をしました。重要視しているポイントがありましたらチェックしてみてくださいね。
- 【粒度調整】好みの大きさに砕けるか
- 【力】力が不要で簡単に砕けるか
- 【コスト】道具の購入が必要か
- 【片付け】砕いた後の片付けは簡単か
- 【時間】短時間で砕けるか
- 【標準化】誰でも同じように砕けるか
「どの方法にしようかな?」と迷っている方の参考になれば嬉しいです。
第1位:棒で叩いて砕く
粒度調整 | 4点。叩く力・回数で、簡単に粒の大きさが調整できます。透明な袋に入れれば、砕け具合が確認できるため、ミス(砕きすぎ)を防げます。 |
力 | 5点。棒を振り下ろして叩き割ることで、弱い力でも砕けます。勢いをつけずに棒で押しつぶすように砕くと、強い力が必要になるのでおすすめしません。 |
コスト | 4点。用意するものは「棒(すりこぎ等)」「透明な袋(ジップロック等)」「タオル」の3点のみのため、低コストで始められます。 |
片付け | 4点。透明な袋(ジップロック等)を再利用する場合は、洗って乾かす必要があります。でも、一度砕くと表面が傷むため、使い捨てがおすすめ。 |
時間 | 4点。棒を振り下ろして叩き割ることで、短時間で砕けました。勢いをつけずに棒で押し潰すように砕くと、時間がかかるためおすすめしません。 |
標準化 | 3点。人により叩く力に差があるため、砕け具合を同じにするのは難しい。透明な袋に入れて、砕け具合をチェックしながら砕くようにしましょう。 |
実際に試してみたところ、短時間で簡単に砕くことができました。砕いた勢いでドッグフードが飛び散ってしまわないように、袋に入れて叩くのがポイント。透明な袋に入れると、どれくらい砕けたかが視覚的にわかっておすすめですよ。
音を抑えるためにタオルの上で叩きましたが、それでも大きな音が出ました。また、何度も棒で叩くことで、袋の表面がデコボコに傷んでしまいました(②の写真を参照)。叩きすぎると破れてしまう可能性があるため注意しましょう。
今回はジップロックに入れたので破れませんでしたが、薄い袋だったら破れていたかもしれません。
投票してくれた愛犬家の口コミもご紹介します。
第2位:クラッシャーで砕く
粒度調整 | 5点。クラッシャーを押し込む回数で、簡単に粒の大きさを調整できます。ただし、砕け具合を確認するためには、容器部分を外す必要があり少し面倒。 |
力 | 4点。クラッシャーを押し込む際、体重をかけることで、弱い力でも砕けます。体重をかけずに座りながら砕いても、強い力は必要ありませんでした。 |
コスト | 2点。クラッシャーを購入する必要があるため、初期費用が必要となります。Amazonで1,500円前後で購入できます(購入ページはこちら)。 |
片付け | 2点。砕いた後に、クラッシャーを分解して水洗いする必要があります。分解する部分が多く、少し面倒に感じました。でも、分解できるので清潔さを保つことができます。 |
時間 | 3点。理想の粒の大きさによっては、クラッシャーを押し込む回数が多くなるため、その分時間がかかります。また、砕け具合を確認するためには、容器部分を外す必要があるため時間ロスとなります。 |
標準化 | 5点。クラッシャーを押し込む回数を決めておけば、誰でも同じ大きさに砕けます。外出する際には、「50回プッシュして食べさせてね」などと伝えるだけでOK! |
クラッシャーは刃物を回転させることで、ドッグフードを細かく砕くグッズです。
僕もペットフード専用のクラッシャーを購入して試してみました。約50回プッシュで満足な粒の大きさとなりましたよ。
でも、「わざわざ専用のクラッシャーを買わなくても…」と、思いますよね。購入前の僕も同じことを思っていました。でも、別の方法と比較して、体重をかけられるため力を必要とせず、時間もかからなくて好印象なアイテムでした。
次の動画は体重をかけていませんが、体重をかければ「もっと少ない力」で砕けたと思います。
注意点としては、容器が透明ではないため「ドッグフードの砕け具合」がわからないことです(下の画像の左側)。約50プッシュなど目安を決めて砕くことをおすすめします。
容器を取り外せはちゃんと確認できるね(上の画像の右側)。
投票してくれた愛犬家の口コミもご紹介します。
\使用した商品はこちら/
第3位:包丁で刻む
粒度調整 | 3点。砕け具合を確認しながら刻めるのは大きなメリット。しかし、簡単に砕けてしまうため、粒度調整が難しかったです(理想よりも粒が小さくなってしまいました)。 |
力 | 4点。包丁の刃を押し当てて弱い力を加えるだけで、ガリっと砕けました。ただし、ドッグフードによっては硬いものもあるため要注意。 |
コスト | 4点。用意するものは「包丁」「まな板」の2点のみのため、低コストで始められます。すでに家にあれば、コストゼロです。 |
片付け | 4点。包丁とまな板を洗うだけです。オイルコーティングされていないドッグフードであれば、まな板はほとんど汚れません(気になる方はキッチンペーパーを敷きましょう)。 |
時間 | 4点。短時間で刻むことができました。 |
標準化 | 3点。人により刻む力に差があるため、砕け具合を同じにするのは難しい。ただし、砕け具合をチェックしながら刻むことができるため、理想のサイズを共有できていれば、その大きさに近づけることは可能。 |
力が不要で砕きやすく、必要な道具は包丁とまな板だけなので、クラッシャーと比べれば敷居が低いですよね。でも、粒度調整が難しくて理想の粒の大きさよりも小さくなってしまったのが残念ポイント(②の写真を参照)。
実は、試す前は「包丁で刻んだらドッグフードが飛び散っちゃうんじゃないの?」と思い、苦戦することを予想していました…が!心配無用でした。ピョンっと跳ねることはありますが、ぜんぜん許容範囲内です。
包丁で「ザクッと刻む」というよりは、刃を押し当てて「ガリッと砕く」イメージです(説明が下手ですみません…)。
投票してくれた愛犬家の意見はこちら。
第4位:すり鉢でつぶす
粒度調整 | 4点。すり鉢は窪んだ形状をしているため、ドッグフードが重なり合ってしまいます。このため、ピンポイントで砕きたい粒があっても、その下のフードも砕けてしまう点に注意が必要です。 |
力 | 3点。似た方法の「棒で叩いて砕く」よりも強い力が必要だと感じました。すり鉢が動かないように抑える必要もあるため、両手の力が必要です。 |
コスト | 3点。用意するものは「すり鉢」「すりこぎ」の2点のみです。包丁よりは所持している可能性が低いため、初期費用が必要となるケースが多いでしょう。 |
片付け | 3点。すり鉢とすりこぎを洗う必要があります。すり鉢の中にフードが詰まりますが、水で洗い流せばすぐにキレイになります。 |
時間 | 4点。すり鉢は窪んだ形状をしているため、ドッグフードが重なり合ってしまいます。このため、すり鉢の底にあるドッグフードの砕け具合を確認する時間が発生してしまいます。 |
標準化 | 3点。人によりつぶす力に差があるため、砕け具合を同じにするのは難しい。ただし、砕け具合をチェックしながらつぶすことができるため、理想のサイズを共有できていれば、その大きさに近づけることは可能。 |
第1位の棒で叩いて砕くと同様に、短時間で大量に砕くことができました。でも、大きく異なる点は「すり鉢の準備・後片付けがめんどくさい」ということ。ズボラな僕にとっては大きな問題です。
毎食砕くと考えると、できるだけめんどくさくない方法が良いですよね。
また、「棒で叩いて砕く」よりも大きな力をかけないと砕けませんでした。このため、5つの方法の中から、あえて「すり鉢でつぶす」を選ぶ必要はないと思います(すり鉢派の皆様、別の方法もおすすめですよ)。
投票してくれた愛犬家の意見はこちら。
第5位:コーヒーミルで砕く
粒度調整 | 1点。僕のコーヒーミルのチョイスが悪かったのか、フードが粉々になってしまいました。これでは、わんちゃんがむせてしまうため1点としました(コーヒーミルなので仕方ないですよね…)。 |
力 | 2点。ランクインした5つの方法の中でもっとも力が必要。毎日2食をコーヒーミルで砕くのは大変だと感じました。 |
コスト | 2点。コーヒーミルを購入する必要があるため、初期費用が必要となります。お値段はピンキリですが、僕はAmazonで約3,000円のコーヒーミルを購入しました。 |
片付け | 2点。砕いた後に、コーヒーミルを分解して水洗いする必要があります。分解する部分が多く、少し面倒に感じました。 |
時間 | 3点。取っ手を回す回数自体は多くないのですが、強い力が必要なために時間がかかってしまいました。ただし、電動コーヒーミルであれば、短時間で砕けます。 |
標準化 | 5点。誰でも同じ大きさに砕けます。ただし、粒度調整ができるコーヒーミルの場合は、「粒度6で砕いてね」と、お願いする必要があります。 |
コーヒーミルは、その名のとおりコーヒー豆を挽くグッズです。今回は6段階の粒度調整ができる手動のコーヒーミルを購入してみました。しかし!もっとも荒い粒度に設定しても粉々…これではふりかけです(①の写真を参照)。
もちろん、もっとも細かい粒度もダメですね(②の写真を参照)。もともと、コーヒー豆を挽くグッズなので仕方ありません。
1点だけ重要な注意点があります。それは…人間用のコーヒーミルと併用しないことです。
なぜなら、コーヒーにはわんちゃんが苦手なカフェインが含まれており、カフェイン中毒を起こしてしまう可能性があるからです(下痢、嘔吐、ふらつきなどの症状があります)。コーヒーミルを使う場合は「愛犬専用」を購入しましょう。
大好きなごはんを食べて具合が悪くなっちゃったら悲しいな…。
大切な愛犬の体調を守ることは飼い主の義務です。わんちゃんが食べてはいけないものについては、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
≫【獣医師監修】愛犬が食べてはいけないもの一覧|理由・症状も解説
話を戻して「コーヒーミルで砕く」に投票してくれた愛犬家の意見を見てみましょう。
ドッグフードを砕く際の3つの注意点
序盤で解説したように、ドッグフードを砕くメリットはたくさんあります…が!もちろん、注意点もあります。本章では、愛犬想いのあなたに、ぜひ覚えておいてほしい3つの注意点を解説します。
これらの注意点を把握していないと、愛犬に辛い思いをさせてしまう可能性があります。大切な愛犬が苦しんでいる姿を見なくて済むように、しっかり覚えていってくださいね。
あなたの腕の見せ所です。
1. 愛犬がむせやすくなる
ドッグフードを細かく砕きすぎると、わんちゃんがむせてしまうことがあります。僕たちがきな粉を食べてむせてしまうのと一緒ですね。
もし、細かく砕きすぎてしまった場合は、お湯をかけてペースト状にしたり、ウェットフードにかけてあげるのも手ですよ。
ペースト状のごはんは、ぼくが赤ちゃんの頃に作ってくれたよね!
2. 歯石がつきやすくなる
細かく砕いたドッグフードは、わんちゃんのお口の中に残りやすく、口臭や歯周病などのお口のトラブルを引き起こす可能性があります。
わんちゃんは虫歯にはなりにくいけど、歯周病にはなりやすいのです。
口臭や歯周病を防ぐため、毎日愛犬の歯を磨いてあげるのがベストです。とはいえ、子犬の頃から歯磨きをしていないわんちゃんは、歯ブラシをお口の中に入れることを嫌がります。
この場合は、歯磨きガムを噛ませたり、歯磨き効果があるふりかけをかけたりして、しっかりお口のケアをしてあげましょう。
3. 傷みやすくなる
3つ目の注意点は、ドッグフードを砕くと傷みやすくなることです。理由は、砕く前と比較して空気に触れる表面積が大きくなるから。
表面積が大きくなると、なんで傷みやすくなるの?
今まで表面に出ていなかった原材料や栄養素が空気に触れることで、酸化が進みやすくなってしまうからです。このため、以下のルールを徹底してあげましょう。
- 砕いたドッグフードは長期保存しない
- ごはんの時間ごとにドッグフードを砕く
- 愛犬が残したらドッグフードを片付ける
一度に多くのドッグフードを砕いて保存しておきたい気持ちはよくわかりますが、可愛い愛犬の健康を守るためです。惜しみなく時間をかけてあげましょう。
よくある質問
「ドッグフードを砕くこと」に関するよくある質問をまとめました。
Q1.砕いてあげてもあごの力は衰えない?
噛む回数が減って、自慢のあごの力が衰えちゃわないかな?
と、心配になりますよね。でも、大丈夫!なぜなら、わんちゃんはもともと、人間のようによく噛んで食べていないから。
よく噛まない理由は2つあります。
野生時代の習性の名残
わんちゃんが野生で生きていた頃は、仕留めた獲物を横取りされないために急いで食べていました。この習性の名残で、今でもすぐに飲み込んでしまうのです。
よく噛んでも消化できない
人間の唾液には消化酵素が含まれているため、よく噛むことで食べ物を消化できます。しかし、わんちゃんの唾液には消化酵素が含まれていません。つまり、仮にたくさん噛んだとしても消化できないのです。
このように、わんちゃんはもともとよく噛まないのです。このため、ドッグフードを砕くこととあごの力の衰えはほぼ関係ないと言えます。
Q2.砕かずにふやかしても良いの?
噛む力が衰えてきたシニアのわんちゃんには、ドッグフードをぬるま湯(30度〜40度)でふやかすのも良い方法です。食べやすくなるのはもちろんですが、水分補給ができるというメリットもあります。
わんちゃんによっては、シニア犬期になるとお水を飲む量が減ってしまいます。ふやかすことで水分補給もできれば一石二鳥ですね。
ただし、愛犬が食べ残してしまった場合は、保存せずに必ず破棄しましょう。なぜなら、細菌が繁殖して腐ってしまう可能性が高いから。愛犬がおなかをこわさないように、あなたが管理してあげましょう。
≫ドッグフードを愛犬好みにふやかす方法|適切なお湯の量・温度も解説
愛情を持って砕いてあげよう!
ここまで、ドッグフードを「砕く」ことについて解説させていただきました。要点をまとめますね。
- 砕くと82.3%のわんちゃんが食べやすくなる。
- 愛犬家141名中66名は棒で叩いて砕いている。
- 砕くことで生じるデメリットも把握すること。
砕く理由や砕き方がよくわかったよ!
ドッグフードを砕く理由は様々ありましたね。その中でも、「シニアになって噛む力が弱くなったから砕いている」との回答が目立ちました。
あなたの愛犬も必ず歳をとります。しかも、わんちゃんは人間よりも歳をとるスピードが早く、トイプードルであれば7歳からシニア犬期に入ります(参考:いぬのきもち しつけ三大事典 吠え・トイレ編)。
どれだけ「そんなに早く歳をとらないでよ!」と愛犬に伝えても、1秒1秒シニア犬期に近づいていくのです。若い頃のように体が動かないこともあるでしょう。「噛む力の衰え」もその1つです。
ドライタイプのドッグフードは硬いから、噛む力が衰えちゃうとうまく食べられないんだ。そんな時な砕いてね!
「ごはんは残さず食べられたかな?」「食べにくそうじゃないかな?」大切な愛犬の様子をしっかりと観察しましょう。
わんちゃんは人間の言葉はしゃべれませんが、ボディランゲージやアイコンタクトで僕たちとお話ししようとしています。その想いをしっかり汲み取ることが大切です。
愛犬が困っている時、助けてあげられるのは「あなただけ」です。縁があってあなたの元にやってきた可愛い愛犬。ごはんをモリモリ食べて長生きしてもらいましょう。