公式サイトをじっくり読んでも、「それぞれの違い」や「どちらが愛犬に合っているのか」まではわかりませんよね。
このため、興味はあるけどどちらも買わずに、”惰性” で今のドッグフードを購入し続けてはいませんか?そんなあなたのために、このこのごはんとモグワンを以下の5項目から徹底比較しました。
どちらも良質なプレミアムドッグフードであることは間違いないので、優劣をつけることを目的とせずに「愛犬に合うドッグフードはどっちかな?」という観点で読んでみてくださいね。
本記事があなたのドッグフード選びのお役に立てたら僕も嬉しいです。
ドッグフード初心者の方のために、わかりやすく解説します。
当サイトのおすすめドッグフード「このこのごはん」については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ読んでみてくださいね!
≫犬の管理栄養士が「このこのごはん」を買い続ける理由と口コミ150件
【自己紹介】生まれた時から犬がいる環境で育ち、犬が大好き。あなたの愛犬が元気に長生きできるように、心を込めて記事を作成しています(詳細プロフィールはこちら)。
【所有資格】1.SAE認定「犬の管理栄養士マスター」2.ペットフード協会認定「ペットフード販売士」3.JCSA認定「ドッグトレーナープライマリーライセンス」4.アニマルウェルネス協会認定「ペットフーディスト」
本編がはじまるよ!
このこのごはんとモグワンの基本情報
はじめに、このこのごはんとモグワンの基本情報を確認してみましょう。
このこのごはん | モグワン | |
内容量 | 1.0kg/袋 | 1.8kg/袋 |
(税込) | 通常価格3,850円 | 4,708円 |
価格(税込) | 1.0kgあたりの3,850円 | 2,616円 |
販売店 | ネット販売のみ | ネット販売のみ |
主原料 | 鶏肉(ささみ、胸肉、レバー) | チキン&サーモン |
穀物 | グルテンフリー | グレインフリー |
対象 | 全年齢の小型犬 | 全犬種・全年齢 |
製造国 | 日本 | イギリス |
詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
僕はこのこのごはんを2年以上購入している立場ではありますが、本記事では「公平」に比較することをお約束します。また、開発元への忖度は一切しませんのでご安心ください。
それではさっそく、このこのごはんとモグワンを「5つの観点」から比較してみましょう。
このこのごはんとモグワンの「原材料」を比較
ドッグフードにおいてもっとも重要な「原材料」を比較してみましょう。
鶏肉(ささみ、胸肉、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、昆布、乳酸菌、セレン酵母、L-トレオニン、ミネラル類(牛骨未焼成カルシウム、卵黄未焼成カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)
チキン&サーモン56.5%(放し飼いチキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7.5%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ミネラル類(亜鉛、マンガン、要素)、ビタミン類(A、D3、E)、乳酸菌
どちらも良質で有名なプレミアムドッグフードだけあって、怪しい原材料は一切入っていませんね。
ちなみに、原材料欄には、含まれている割合が多い材料から順番に表記されます。このため、赤字の材料がもっとも多く含まれていると言えるのです。
それでは、このこのごはんとモグワンの「原材料」の比較について詳しく解説します。
このこのごはんの原材料
このこのごはんは主原料に「国産の鶏肉」を贅沢に使用しているため、「大切な愛犬には国産のお肉を食べさせたい!」という方にオススメです。
さらに、肉原料は「生肉100%」であったり、使用部位は「ささみ、胸肉、レバー」と細かく表記されていたりと、とても安心感があります(さすが国産ドッグフードですね)。
高タンパク・低脂質・低カロリーな「鹿肉」と、DHA・EPAを豊富に含む「まぐろ」を使用している点も嬉しいですね。
また、香料や甘味料などの添加物に頼らず、素材の味・においで食いつきを高めている点も高評価。さらに、グルテンフリーなので小麦アレルギーのわんちゃんでも安心して食べられますよ。
グルテンフリーについては、以下の記事で詳しく解説しています。
≫ドッグフードの「グレインフリーとグルテンフリーの違い」を徹底解説
モグワンの原材料
モグワンは、主原料の「チキン&サーモン」が全体の56.5%を占めています。海外産のチキン&サーモンを使用することで、お肉の割合を高めつつもコスパが良いドッグフードに仕上げています。
海外産ではありますが、品質チェックをクリアした材料のみを使用しているためご安心ください。もちろん、激安ドッグフードに含まれることがある「4Dミート」の心配は一切不要です。
このこのごはんは「鶏肉」の割合が明記されていないため比較はできませんが、お肉の割合はモグワンの方が多いと予想しています。
また、グレインフリーであるため「穀物にアレルギーがあることはわかっているけど、どの穀物が原因かが特定できていない」というわんちゃんも安心して食べられます。
原材料における大きな違いは「産地」と「穀物」
このこのごはんとモグワンの原材料についてまとめてみましょう。
品質はどちらも「ヒューマングレード(人間が食べられる品質)」ですので、原材料における大きな違いは「産地」と「穀物」であることがわかりました。
「穀物」の観点からこのこのごはんとモグワンを比較
穀物アレルギーがない、またはアレルゲンが小麦のみだとわかっている場合は「このこのごはん」がおすすめ。理由は、適量の穀物は「優れた炭水化物源」となるためです。
グレインフリー(穀物不使用)が増えたため「わんちゃんは穀物が不要」と思われがちですが、穀物も重要な栄養源なのです。
穀物全般にアレルギーがある、またはアレルゲンが特定できていない場合は「モグワン」がおすすめ。モグワンには穀物の代わりに、消化に優しい野菜が炭水化物源として入っているため栄養面も心配ありませんよ。
「そもそもわんちゃんって穀物が必要なの?」という疑問への答えは、以下の記事で解説していますので読んでみてくださいね。
≫グレインフリードッグフードは安心だけど…穀物は本当に必要ないの?
「産地」の観点からこのこのごはんとモグワンを比較
信頼性の高い国産原材料メインで作られたドッグフードが良い場合は「このこのごはん」がおすすめ。原材料選びは、このこのごはんの方が強いこだわりを感じます……が、その分お値段も高め。
青パパイヤとモリンガのみ海外産を使用しています。どちらも日本の気候では栽培が難しい食材です。
青パパイヤ | モリンガ |
タンパク質の分解酵素が豊富で、タンパク質の消化・吸収を助ける | 90種類の栄養素、18種類のアミノ酸が含まれるスーパーフード |
海外産原材料ではありますがコスパを重視したい場合は「モグワン」がおすすめ。とはいえ、品質チェックをクリアした原材料のみで製造されているため安心安全です。
しかも、「世界屈指の動物愛護国」と言われるイギリスの工場で製造されています。つまり、怪しい国で怪しい品質チェックが行われている訳ではありません(どこの国とは言いませんが)。
「原材料」の比較は以上です。
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このこのごはんとモグワンの「成分」を比較
このこのごはんとモグワンの「成分」を比較してみましょう。
このこのごはん | モグワン | |
タンパク質 | 20.9%以上 | 27%以上 |
脂質 | 8.0%以上 | 10%以上 |
粗繊維 | 1.1%以下 | 4.75%以下 |
灰分 | 6.8%以下 | 9.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 | 9%以下 |
100gあたりの 代謝エネルギー | 343kcal | 361.5kcal |
成分値から、それぞれのドッグフードごとに「オススメしたいわんちゃん」を考察しましたので解説します。
ちなみに、どちらも有名なプレミアムドッグフードだけあって、気になる成分値(高過ぎる or 低過ぎる)はありませんでした。
このこのごはんの成分
このこのごはんの成分は、全体的にモグワンよりも低い数値になっています。エネルギー源となる「タンパク質」と「脂質」が抑えられていて、心配に感じた方もいるのではないでしょうか?
でも、ご安心ください。このこのごはんは対象を「小型犬」に絞って成分を調整しているため、全犬種を対象としたモグワンよりも成分値が低くなっているのです。
このこのごはんは、小型犬用に特化しているんだね!
代謝エネルギーは343kcal/100gと、ヘルシーに仕上がっています。このため、運動量が比較的少ない小型犬に特にオススメな成分値となっていることがわかりますね(愛犬の体型が気になる場合もオススメ)。
モグワンの成分
モグワンはお肉を豊富に使用(全体の56.5%)しているため、このこのごはんよりもタンパク質と脂質が高いことがわかります。このため、「太っちゃわないかな?」と心配になりますよね。
でも、脂質が20%を超えるドッグフードもあるため、モグワンも十分ヘルシーな部類に入ります。何%から「低脂質」と言えるのかは決まっていませんが、僕はモグワンを「低脂質」と評価しています。
犬の管理栄養士、ペットフード販売士である僕の主観が入っています。ご了承ください。
成分からオススメのドッグフードを判断する
成分値を比較した結果、以下3つの情報を整理することで、「愛犬にはこのこのごはんとモグワンのどちらが合っているのか」を判断できることがわかりました。
- サイズ(小型犬 or 中型犬 or 大型犬)
- 年齢(幼犬 or 成犬 or シニア犬)
- 運動量(少ない or 普通 or 多い)
以下の表から、あなたの愛犬へのオススメをチェックしてみましょう。
\あなたの愛犬はどこに当てはまりますか?/
愛犬が小型犬の成犬で、運動やスポーツを頻繁にしない(運動量が普通・少ない)場合は、小型犬用に成分が調整された「このこのごはん」がオススメです。
ただし、小型犬でも幼犬の場合は、このこのごはんよりもタンパク質が多い「モグワン」をオススメします。
理由は、ペットフードの栄養基準を定めている団体「AAFCO」が、水分を抜いた状態のドッグフードに対して、「子犬の場合はタンパク質が22%以上含まれるべき」としているためです(成犬の場合は18%以上)。
愛犬が中型犬、大型犬の場合は、全犬種・全年齢に成分が調整されていて、コスパも良い「モグワン」がオススメです。
特に大型犬は食べる量が多いので、コスパの良いモグワンだとお財布に優しいですね。
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このこのごはんとモグワンの「価格」を比較
このこのごはんとモグワンの「価格」を比較してみましょう。
このこのごはん | モグワン | |
内容量 | 1.0kg | 1.8kg |
(税込) | 通常価格3,850円 | 4,708円 |
価格(税込) | 定期コース3,278円 | 4,237円 |
1.0kgあたりの価格(税込) | 3,850円 | 2,616円 |
体重3.0kgのわんちゃんのごはん代(税込) | 1日:281円 1ヶ月:8,430円 | 1日:150円 1ヶ月:4,500円 |
このこのごはんとモグワンを「通常価格」で比較すると、モグワンの方が858円高いことになります……が!内容量が異なるので「1.0kgあたりの価格」で比較する必要があります。
そうすると、モグワンの方がこのこのごはんよりも「1,234円」安いことがわかりますね。
それぞれ内容量が違うから、通常価格のまま比較しちゃいけないんだね!
体重3.0kgのわんちゃんの食費をシミュレーション
体重3.0kgのわんちゃんが、1ヶ月間モグワンを食べた場合の食費は4,500円/月。一方で、このこのごはんは8,430円/月。つまり、このこのごはんよりもモグワンの方が3,930円/月も安いのです。
ちなみに、このこのごはんの1日あたりの給餌量は73g、モグワンの1日あたりの給餌量は57gで計算しています。給餌量の求め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
≫このこのごはんの1日の給餌量は何グラム?適正量と3つの注意点を解説
算出した食費はあくまで目安です。手作りごはんも食べる場合は、ドッグフードにかかる食費はもう少し下がりますよね。
その他の体重のわんちゃんの食費をシミュレーション
このこのごはん | モグワン | |||
(税込) | 1日の食費(税込) | 1ヶ月の食費(税込) | 1日の食費(税込) | 1ヶ月の食費|
3.0kgの わんちゃん | 体重281円 | 8,430円 | 150円 | 4,500円 |
5.0kgの わんちゃん | 体重414円 | 12,420円 | 225円 | 6,750円 |
体重7.0kgの わんちゃん | 535円 | 16,050円 | 287円 | 8,610円 |
このこのごはんとモグワンを「価格」で比較した結果、コスパ重視の方には圧倒的にモグワンがオススメです。
高価でも愛犬には国産のごはんを食べさせたい、または小型犬に多い以下3つのお悩みを食事からサポートしたい方は、値は張りますがこのこのごはんをオススメします。
- 健康的な毛並みを維持したい!
- すっきりとした目元をキープしたい!
- 便や尿のにおいが気になる!
このこのごはんをおいしく食べるだけで、お悩みをサポートできるの?
そこで、このこのごはんを3ヶ月以上継続して購入している愛犬家79名に「このこのごはんの効果は実感できましたか?」と独自にアンケートをとった結果がこちら。
わんちゃんによって効果に差はありますが、期待してもよさそうですね。今となっては僕も、2年以上リピート購入していますよ。
僕の愛犬は3ヶ月間くらいこのこのごはんを食べただけで、毛並みがふわふわになりました(個人の感想です)。
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このこのごはんとモグワンの「粒のサイズ」を比較
このこのごはんとモグワンの「粒のサイズ」を比較してみましょう。
このこのごはん | モグワン | |
大きさ | 7〜8mm | 8〜10mm |
固さ | 標準(モグワンよりは固い) | 標準(このこのごはんよりは柔らかい) |
形状 | 円筒型 | ドーナツ型 |
このこのごはんは「小型犬のわんちゃんがもっとも食べやすいサイズ」に設計されているため、全犬種対応のモグワンよりも約2mmほど小粒に仕上がっています。
とはいえ、モグワンも「このこのごはんと比較して粒が大きい」だけで、海外産のドッグフードなどと比較すれば十分小粒です。小型犬のわんちゃんに食べさせてもまったく問題ありませんよ。
このため、あなたの愛犬が小型犬の場合、「粒のサイズ」の観点からは、このこのごはんもモグワンもオススメできます。中・大型犬の場合は、少しでもサイズが大きいモグワンがオススメ。
中型犬や大型犬の場合、あまりにも粒が小さいとむせてしまうことがあります。はじめて食べさせる時はよく観察してあげましょう。
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このこのごはんとモグワンの「口コミ」を比較
ここまで、このこのごはんとモグワンを4つの「商品情報」から比較してきました。でも、比較材料として「実際の購入者の意見」も欲しいですよね。
そこで、このこのごはん購入者150名とモグワンの購入者88名に対して、当サイトが独自にアンケートを実施しました(期間:2022年8月〜2023年2月)。
特に参考になった「良い口コミ」と「悪い口コミ」を5件ずつご紹介します。
このこのごはんの良い口コミ
5件の「良い口コミ」がこちら。※1, ※2
※1 個人の感想です。効果を保証するものではありません。
※2 コメントは一部改変してご紹介しています。
このこのごはんの悪い口コミ
5件の「悪い口コミ」がこちら。※3, ※4
※3 個人の感想です。効果を保証するものではありません。
※4 コメントは一部改変してご紹介しています。
モグワンの良い口コミ
5件の「良い口コミ」がこちら。※5, ※6
※5 個人の感想です。効果を保証するものではありません。
※6 コメントは一部改変してご紹介しています。
モグワンの悪い口コミ
5件の「悪い口コミ」がこちら。※7, ※8
※7 個人の感想です。効果を保証するものではありません。
※8 コメントは一部改変してご紹介しています。
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このこのごはんとモグワン、どちらが愛犬にオススメ?
今回はこのこのごはんとモグワンを徹底比較し、「愛犬にはどちらがオススメなのか」を解説しました。要点をまとめますね。
どちらも良いフードですが、僕は⑤の理由から、このこのごはんを2年以上購入しています。
このこのごはんもモグワンも良質なプレミアムドッグフードであり、それぞれに違った強みがあるため、どちらか一方を無条件にオススメすることはできません(「〇〇がオススメ」と結論を出せたら楽なのですが…)。
「要点まとめ」にも記載したように、愛犬の体調や体格、運動量などから「より愛犬に合うドッグフードはどちらか」を見定めて選んでみてくださいね。
\小型犬の健康をサポート/
\美味しさと健康維持を両立/
以下の2記事もお役に立てたら嬉しいです!
≫犬の管理栄養士が「このこのごはん」を買い続ける理由と口コミ150件
≫動物性タンパクがたっぷりな「モグワン」を徹底レビュー&口コミ紹介